井戸端会議議事録

先日、電車の中で40～50代の男性が、同じ年くらいの男性に切れていました。なんでも、隣に座った男性のタバコの匂いが気に入らなかったようです。おじさんは長い間、相手のおじさんを罵倒していました。「そんな匂いして周りの迷惑だろ！」と怒鳴り散らしていました。しかし、どちらかといえば私は、そのブチ切れているおじさんの方が周りの空気を悪くしていて不快でした。

周りの人は、無関心を装って本を読んだり、スマホに集中したりしていました。目でもあったら火の粉が降りかかってくるのではないか、という空気があったからです。私も同じように、目を合わさないようにしてうつむいていました。その時は満員電車で、ただでさえ息苦しい空気が、もっと息苦しく感じました。罵倒されている方のおじさんは、自分の降車駅までそのまま座り続け、駅につくと風のように去っていきました。どちらのおじさんも、目的地まで同じところに座っていたのです。怒っていた方のおじさんも匂いが気になったなら席を立てばいいし、怒鳴られている方のおじさんも周りに少しでも嫌な思いをした人がいるのならその場を立てばいいのです。そのあたりに、それぞれの頑固さというか配慮の無さを感じました。

電車の中で切れる人というのは度々目にします。つい最近もニュースで、見知らぬ人どうしが駅で口論になり、片方の人が相手の眼球に傘を突き刺して殺してしまったというものがありました。こういったニュースを聞くと、駅などでトラブルを見かけても関わりたくないなあと思ってしまうのです。もし、自分が理不尽な理由でからまれたとしても、正論で返すのは危ないのではないかと思ってしまいます。世の中、話の通じない人もいるので、自分が悪くなくても誤ったほうがいいのかもしれません。

普通大人は嫌なことがあっても我慢をするものです。そうしなければ社会が成り立たないのです。マナー違反の人に注意するなどなら良いですが、一方的に怒鳴り散らすのはどうかと思います。イライラは伝染するものなので、ひとりでもそう言う人がいると、周りの空気も悪くなって不快な気持ちになります。このような大人にはなりたくないなあと、少し反面教師のようにも感じます。

飲んで大丈夫？授乳中の酵素ドリンク。産後ダイエットの飲み方